読書は、たくさんの知識や筆者の体験、夢の世界を短時間で触れることが出来る、とても楽しいものであると私は考えています。皆さんは、最近本を読む機会はいかがでしょうか?
最近読んだ本の中で、山崎聡一郎さんの「こども六法」という本がありました。
お子様向けに法律を分かりやすく説明している本です。
著者は、「法律はみんなのためのルールなのに、みんなにわかるように書いていない。」そんな問題意識からこの本を書かれました。
私は、社会、とりわけ公民を教えるときに、より法律を分かりやすく伝えるにはどうすれば良いのか?と考えている中で、とある番組でこの「こども六法」という本の紹介と著者の話を聞き、購入しました。
刑法・民法・日本国憲法のようないくつかの法律の中で、代表的なものをお子様が分かる言葉で書いてあります。講師として生徒に教える際にも、分かりやすい言葉で話したいという気持ちが強くあるため、この本はとても共感を得ました。
さらには、お話ごとに、動物の絵で漫画のような一コマが書かれています。
例えば、「盗まれたものは、もらってはいけない。」というページでは、たぬきさんがどんぐりパンをもう一人のたぬきさんに渡そうとしている絵がありますが、吹き出しには「盗んだものだけどあげるよ」と書いてあり、それを「いらない」ともう一人のたぬきさんが拒否している絵です。
時々くすっと笑えるような具体例もあり、難しいと感じることなく読み終えることができました。是非、公民の入り口に読んでいただきたい本です。
まだまだ伝えたい言葉が多い本です。またの機会にお伝えしたいと思います。