受験生になると第1志望の学校の倍率がどうなるか気になるものです。
今回は下妻第二高校の過去12年間の倍率をグラフにしてみました。
特色選抜の倍率と、志願先変更前の倍率も載せています。
実際にグラフで可視化すると、色々見えてくるものがあります。
1つめは、過去と比べて全体的に倍率が下がってきているということです。
これは下妻二高の人気が下がったというよりは、少子化の影響が大きいと思われます。
実際ここ10年の間でも、1学年のクラスの数が減ったという話も時々聞きました。
高校入試の倍率としては少子化の方が、都合が良いようにも思えます。
ですが一部の高校もクラス数が減ってきており、合格しやすくなったとは言いにくい状況です。
2つめは、志願先変更前(点線)と変更後(実線)を比べると、変更後の方が赤い線(倍率1.0倍ライン)に近づくように動いています。
これに関しては自然ですね。
倍率が高ければ他へ動く生徒がおり、逆に低ければそこに動いてくる生徒がいます。
当たり前ではありますが、実際にデータとしてもそのような動きが確認できます。
他にも、データ以外でこんな情報があります。
今年卒業した生徒さんの中で無事下妻二高に合格した生徒さんがいます。
その生徒の保護者様と入試前に面談をしていました。
その時に出た話は、「子供が通っている担任からは、今年度はウチの中学から下妻二高を受ける生徒が多いから厳しいかもしれない」と言われたというものです。
ですが実際の今年度の倍率は志願先変更前で定員割れ、変更後でギリギリ1倍を超えたというのが実情です。
このように、自分の学校から受験する人が多いから諦めよう、というような考えをしてはもったいないです。
倍率の情報は重要です。
しかし、それ以上に重要なのは、倍率がいくら高くなっても合格できる余裕を持った学力を手にすることです。
1次の倍率が出たときに、「今年は倍率が高くてヤバい、もっと勉強しておけばよかった」と後悔しても遅いです。
そうならないためにも、合格ラインで満足せず、さらに上を目指していきましょう!