入塾した生徒へ、私はよく「実力テストの見直し・復習はしているか?」と聞きます。すると、「それはやっていません。」という返答が多いです。学校の教科書・ワーク・参考書の勉強は熱心に行っている生徒でさえも、この実力テストの見直しは優先順位が低い印象を受けます。
その時、私はこう声掛けをしています。
「実力テストで間違った問題が多いところは、自分が苦手としているところだよね。まずはそこをやらなくてはいけない。そうテストが教えてくれている。」
これは勉強の計画を立てる上で、とても意味のある事です。参考書を最初から、またはできるところからやる人もいますが、それではすぐ成績を向上させることにはつながりません。なぜなら、その単元はできているからです。
では、どのように実力テストの見直しをすればよいのでしょうか?私は、生徒へ以下のように伝えています。
<実力テストの効果的な見直し方法>
①実力テストの見直しは、間違った問題の中で解説を見て理解できる問題を優先する。
「これわかっていたのに。」「計算ミス・英語のスペルミスだった。」「解説を見たらわかった!」という問題は、各教科4~5問はあるはずです。まずは、その問題だけでいいです。見直しをします。各教科4・5問でも、それが積み重なれば最低でも50点upが目指せます。
②苦手な単元を参考書・教科書で復習する。
実力テストで苦手としている単元を、今度は参考書・教科書でさらに復習しましょう。目標は、「今度その単元の問題が出てきたときに、絶対にミスをしない。絶対に点数につなげる。」です。
③二日後・一週間後に再度復習テストを行う。
一度復習をしたら、もう大丈夫!と思う方が多いですが、記憶の定着はそう簡単ではありません。是非、復習をテスト形式で行いましょう。すると、「あれ?ここまではわかるけどこの先は・・・」「やっぱりわからないな・・・」となることが必ず出てきます。そこからが勝負です。再度復習を行い、何がわからなかったのか、何がわかったのかを、一言でかまいません。メモを取りましょう。あとはそのメモを見返し復習しながら、一週間後に再々テスト。ここまでくると、知識の定着が行われ、テストでの点につながります。
この繰り返しを実践することで、家庭学習の質が飛躍的に高まります。塾では、その実力テストでわからないところを聞く生徒もいます。塾の先生をとことん頼ってください。
定期テストの点数を絶対的に向上させる。これは我々の塾では当たり前のことです。その先にある、生徒一人一人への家庭学習・勉強方法のサポート、さらには人間としての成長のサポートを目指しています。悩み事があれば、各教室長や担当の講師にいつでも相談して下さい。二人三脚でこれからも頑張っていきましょう。
八千代校 池田