ある日、いつも元気なBES塾の女子生徒が疲れた様子でした。
分散登校によって午前中には授業が終わり、部活動も無いのに、なぜそんなに疲れているのかが不思議でした。
その生徒と少し話し、本人も理由がよく分かっていない様子でしたが、ほどなくして原因が思い当たりました。
それは、学校が多少ながらも始まったということです。
長い休校期間では、学校に全く行くことができずにひたすら家で勉強するという毎日でした。
学校に行かない日常に落ち着かない、受験前なのにこのままで大丈夫なのかという不安、正直ラッキーと思っているなど、生徒達の中には色々な考えがあったと思います。
しかし、誰もが学校に行かない日常こそが当たり前になってきた頃、学校が分散登校という形式ながらも始まりました。
これまでは午前中で下校するような日など気楽に過ごせたものかと思いますが、今ではその午前中だけの授業ですら疲労感を覚えるようになってしまっているのです。
これだけではただ憂鬱になる話ではありますが、人間は悪いことだけでなく良いことにも慣れていけます。
例えば、普段家で勉強しない生徒は1日30分の勉強でも辛いと感じるものです。
しかしそれが日常として毎日続けば、30分の勉強時間は大したことではないと思うようになります。
そうして少しずつでも勉強時間を増やしていくことができるのです。
いきなり1日でたくさん勉強しようと意気込んでも、中々長続きはしません。
続けていけるくらいのペースで勉強時間を増やしていけるのが良いですね。
この時期、特に3年生にとっては学校での勉強ができずに受験に対して大きな不安を感じていると思います。
しかしそれは自分だけではなく、他の生徒も同じ条件です。
だからこそ、今頑張ってライバルたちよりも早く勉強をする習慣を身につければ非常に有利になれるのです。
BES塾は、そんな日常作りにもお手伝いしていきたいものです。