テストが終わる度に、塾生から「ケアレスミスで〇点失点した。」
という声が必ずと言っていいほど聞こえてきます。
「たまたまミスしただけ。理解はしているのだから問題ない。」
と思っているのかもしれませんが、
そのような意識ではミスが減ることはありません。
限りなく正解に近いミスだということを考えると、
ケアレスミスは非常に重大なミスです。
テストの点数を上げるという観点から考えると、
難しい問題を解けるようにするよりも、
ケアレスミスを減らす努力をするほうがよほど重要です。
ケアレスミスのパターンは、ほぼ下記の2種類に分類されます。
① 問題文を最後まで読まずに「理解した」と思い込んで解いてしまっている
② 漢字やスペル、計算のミス
自分が犯したミスはどちらのパターンなのかを自覚しましょう。
①のミスは、問題演習の不足によって起こります。
問題文を最後まで読まずに問題を解いてしまう人は、
問題の出され方をわかっていないのです。
似たような問題や問題の切り口は何種類もあります。
テストではそれらに柔軟に対応しなければなりません。
そのためには、常日頃から問題文をしっかりと読み、
問題のパターンを意識することが大切です。
②のミスの原因は2つ考えられます。
1つ目は、復習不足です。(特に漢字ミス・スペルミス)
これらのミスは本当にくだらないし、絶対に無くすべきミスです。
体が覚えていて、
手が勝手に動くという状態まで復習しておきましょう。
2つ目は、テストを解き終えた後の見直し・解き直しが不十分であることです。
テストで見直し・解き直しをする時間を残せるよう、
普段から時間制限を意識しながら学習することが重要です。
テストで確実に点数を取るには、まずはミスを減らしましょう。
自分がどのようなミスをしているのかを分析し、改善に努めて下さい。