最近、AIの進化が非常に速いという話題をよく耳にします。
近い将来、AIに仕事を奪われる仕事も増えてくると予想されています。
勉強の分野にもAIが活用されていますが、同時に勉強の在り方も見直されてきています。
ただ暗記していれば答えられるという価値観は、AIの進化によって大きく下がってきています。
これからは知識をもとにしてどのように考えるか、どのような結論を出せるかが重要になってくるとされています。
AIと同様に最近よく見る機会が増えてきた単語として、「VUCA時代」というものがあります。
これは変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の4つが支配する時代を指します。
これらと反する確実性、具体性などはもはやAIが主役となり、私たち人間の価値はVUCAの方に見出されるようになってきます。
そのためには思考力、発想力などが必要になってきます。
実際に中学受験で行われる適性検査の出題傾向も、時代に合わせて変わってきています。
単純に知識問題として答える問題や、複雑な計算などが求められる問題は少なくなってきています。
替わりに増えているのが、多くの資料や会話文を読み取って解答する問題などです。
これらを事前知識として知っているのは無理がある問題ですが、しっかり読み取って理解できれば解けるようになっている問題です。
今年度の適性検査Ⅰでニュースにもなりました、バーコードの数字の規則性についての問題もその形式ですね。
大量の図や会話文を早く正確に読み取って理解し、正しく考えて答えを出す問題です。
計算部分だけ見れば意外とシンプルな問題なのですが、どうやってその式が出てきたのか、その式を計算して何が求まるのか、などをしっかり理解していなければなりません。
AIの進化によって、私たち人間が知識を覚えなくてもよくなるわけではありません。
かつて電卓が普及したとき、人間は計算をする必要が無くなったでしょうか?
そんなことにはならなかったことが証明になります。
これから少しずつ、自分で考えられる人材が求められてきます。
私たち塾講師もまた、そういった生徒たちを一人でも増やすことができるように、新しい価値観や教え方が求められてきているのを実感します。