塾講師として、生徒からの信頼を得ることは大切なことです。
そのためには、生徒が頑張った努力の成果をしっかりと認め、褒めてあげることが大切です。
当たり前のような話に聞こえるかもしれませんが、とても重要なことです。
ある2年生の男子生徒のテスト結果が届いた時の話です。
その生徒のテスト結果は、英語が大きな伸びを見せたものの、国語は逆に下がっており、合計点数としては前回とほぼ同じというものでした。
今回の結果を既に親に見せたのかどうかを聞いたところ見せましたと答えたので、どういうことを言っていたかを質問してみました。
すると、国語をもっと頑張るようにと言われ、点数が上がった英語については何も言われなかったと答えていました。
ちなみにこの男子生徒さんは、2年生から英語の点数アップを目指すべく、集中的に英語をBES塾で勉強していた生徒です。
我が子にもっと頑張ってもらいたいという期待から、ついつい点数が伸ばせることに意識がいきがちですが、まずは努力の成果を認めて上げることが重要です。
なので今回は保護者の方に代わって、英語の点数アップを褒めました。
もっと言えば、テストの合計点数が前回とほぼ同じと言いましたが、実際は平均点が前回と比べて下がっているため、偏差値は上がっていたのです。
こういったことは生徒自身も気付かず、「あんなに頑張ったのに点数が上がっていない」とガッカリするケースも多いです。
努力が無駄だったわけではなくテスト自体が難しかった、その証拠に順位や偏差値が上がっていると追加で褒めました。
生徒たちが頑張っている姿を間近で見ている私達だからこそ、その努力の成果の跡は逃さず見つけ、その努力を褒めるようにしています。
そしてもっと勉強頑張ろうという気持ちになってくれたならば、これ以上の事は無いというものです。