先日、とある本の中でこんな言葉がありました。
「先生は、天才の第一発見者。」
この本の中の言葉を引用します。
「ひとりの子どもの中には、天才がひとり必ずいます。
子どもは何かをはじめるときに、これは得意、あれは苦手ということを先に決めてしまうことはありません。
苦手なことは、自らすぐに気がつきます。やっていて楽しくないとか、思ったようにできないことに子どもは敏感です。
しかし、得意なこととなると話は違います。やっていて楽しいことが得意なこととは限らないですし、一定の成果が出ても、それで十分なのかどうかは、子ども自身にはわからないことが多いからです。だからこそ、そこに大人の役割があります。
ひとりの子どもには、天才がひとり必ずいます。小さな成果でもしっかり見つけてほめる。自分はこれを得意と思っていいのではないか、ということに気づいた子どもは、ますます前向きに取り組みはじめます。
子どもの日々の変化を見逃さず、子どもが得意に思えることを見つけてあげられる先生でいてほしいと思います。」
これは、コピーライターの方が2015年につくられました。
この言葉を聞いて、改めて子どものすばらしさを感じ、また気の引き締まる思いでした。
子どもには、一人一人に個性があって、その一人一人の中にひとり以上の天才がいる。それを見つけてあげることで、それがお子様の成長のきっかけになれれば、どんなにうれしいことでしょうか。
日々生徒と向き合ううえで、そのきっかけになれていれば幸いです。そして、少しでもその機会が増えるようにしていきたいと思いました。