読書は、たくさんの知識や筆者の体験、夢の世界を短時間で触れることが出来る、とても楽しいものであると私は考えています。皆さんは、最近本を読む機会はいかがでしょうか?
最近読んだ本の中で、杉井光さんの「世界でいちばん透きとおった物語」という本がありました。
文庫本の帯に
「王様のブランチで超話題!」
「絶対に予測不能な衝撃のラスト。ネタバレ厳禁!」
というフレーズが書かれており、とても興味をそそるポップも見て購入しました。
先に述べておきますが、ネタバレは致しません。
冒頭だけ触れておきますと、大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去。彼が死ぬ間際に書いていたとされる「世界でいちばん透きとおった物語」という小説があったらしい。その小説について息子の主人公が情報を集めていくのだが・・・というお話です。
この本を読んでいて、私は物語が淡々と描かれている印象を最初に受けました。
一日約20ページずつ読んでいたでしょうか。
約2週間読み、その物語を読み終えた時に、衝撃のラストを知り驚きを覚えました。
推理小説や衝撃のラストに関わる書籍は、この読者の感想の言い回しによって、物語が推測されるのを私自身が嫌うため、その点を配慮して書いています。
その点を踏まえたうえで感想を述べるならば、
「なるほど」
という言葉が推測されず、かつ正直な感想でした。
興味がある方は、なるべく情報を入れずに読まれることをお勧めします。