今年ももうすぐ終わりになります。
BES塾生達も冬期講習でいつもより集中して授業に臨んでいます。
分からないところを無くすために質問をするということは重要なことですが、その質問の仕方を工夫することも点数アップの道に繋がります。
多くの生徒さんはこちらに質問をする時、「この問題が分かりません」というような聞き方をします。
この質問を受けた場合、普通はその問題の解き方を1から教えます。
場合によっては、その説明を聞いている時に「そこはもう分かっているからこの部分だけを聞きたかったんだけどなあ」と心の中で思うことがあるのではないでしょうか。
もしそういったことを減らしたいと思っているならば、質問の仕方を変えてみましょう。
「この問題が分かりません」といった聞き方ではなく、
「この問題でここまでは分かるけれど、ここからの部分が分かりません」
「なぜこの計算式になるのかが分かりません」
「こっちの問題と同じような感じなのに、違いを見分ける方法が分かりません」
といったように、より具体的な聞き方や、要点を絞った表現にするのです。
そうすると、質問に答える側としても「この生徒はここまでは理解できているのならば説明をするのはこの部分だけで十分だな」ということが分かるので、余計な説明を省くことができるのです。
また、この質問をするためには、自分がその問題に対してどこまで理解できているか、どこまでが分かってどこからが分からないのか、ということを明確にする必要があります。
すると自然と自分の理解度を意識するようになり、自分に不足しているものが分かるようになります。
一人で勉強する際に、どこの部分を勉強すれば点数アップに繋がるのか、勉強をしなくても既に十分理解しているところはどこか、といったことも分かるようになってくると自学の質も上がってきます。
相手のためだけでなく、自分のためにも、質問上手になることを目指してみましょう。