3/3(金)に茨城県の県立入試が行われました。
ここ最近の県立入試の出題方式が大きく変わり続けており、今年の入試はどうなるのかと気になっていた人は多いでしょう。
もちろん、BES塾講師たちも非常に関心を持っていました。
入試が行われた当日のうちに、インターネットで公表された入試問題を確認しました。
今年の入試問題についての所感になります。
まず、英語の英作文と国語の作文が去年度同様に出題されませんでした。
やはり採点ミスが極力起こらないようにするための配慮がなされたと思われます。
しかし国語は書き抜きの問題が多く登場するようになり、流石に記号問題ばかりということにはならなくなったようです。
そのため、文章の読解速度や理解力がより重要な要素となってくるでしょう。
英語は昨年同様、最後の大問に並び替え問題が出題されました。
英作文が出なくなった替わりとして、今後のスタンダードになっていきそうです。
不要な語が1語混じっているという難度の高い形式のため、是非練習しておきたい問題です。
数学は出題傾向自体はそこまで変化していないものの、大問と単元の出題バランスが変わりました。
比較的点数が取りやすかったデータの整理の問題は、大問2の(1)でしか出題されませんでした。
今後は大問3以降の各(1)の問題などで点数をどれだけ取れるかが重要になりそうです。
社会と理科では昨年ほどではないものの記号問題が多く出題され、語句などを答える問題もある程度出されました。
そのため単純な知識量が問われることになりますが、かといって一問一答形式の問題ばかりやるのは危険です。
資料や図、カードなど多くの視覚的情報を駆使した出題のされ方をするので、実戦形式の問題に解き慣れていないと対応が難しいです。
単語暗記をある程度行った後は、過去問などで知識のアウトプットの練習をしたいですね。
過去問演習はもちろん重要ですが、当たり前ながら過去問と同じ形式で出題されるとは限りません。
今のうちから地道にコツコツと実力を付け、早い時期から入試を意識していきましょう!