自分の持ち物を管理する能力と成績の伸び具合には関係があります。
自分の持ち物しっかりと管理することができている生徒は、
成績が良く伸びます。
反対に、自分の持ち物をしっかりと管理することができていない生徒は、
成績がなかなか伸びません。
成績を伸ばすためには、まとまった勉強時間を確保し、
量をこなすことが大切であるということは言うまでもありません。
しかし、成績にはそれ以外の要因も大きく影響するのです。
私がこれまで生徒を観察してきて、特に成績の伸びに影響が大きかった要因は、
自分の持ち物を管理する能力でした。
塾の授業に最低限持ってくるべきは、①テキスト②ノート③筆記用具です。
この3点を持ってくるのを忘れてしまっては、勉強になりません。
必要なものを持たずに塾に来ると、自分が損をしてしまいます。
場合によっては、周りに迷惑をかけてしまうことになるでしょう。
「忘れ物をしても誰かが助けてくれるだろう」という甘えの気持ちがあると、
勉強に対する取り組みも甘えたものになってしまいます。
授業後に教室に忘れ物をして帰ってしまう人も中にはいます。
こうした人は、同じことを何度も繰り返す傾向にあります。
忘れない人は、必ず自分の持ち物をチェックしてから帰ります。
その少しの手間をかけることができる人なのか、そうでない人なのかは、
成績に大きな影響を与えます。
忘れ物をする人は、テストでのケアレスミス多いです。
普段、自分の持ち物を確認しないという行動パターンが、
テストの見直しの甘さに繋がっているのでしょう。
持ち物管理も、勉強と同じくらい大切なことなのです。