非常事態宣言が出され、様々活動制限がされています。学習塾BESでは、多くの方々から「授業を続けてほしい!」という要望があり、ウィルス除去剤の使用・アルコール消毒の徹底など、安全管理のもと、授業をさせて頂いております。
さて、今回のテーマは「情報リテラシー」です。一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
この意味はいくつかありますが、そのの中で今回は「批判的に情報をとらえ、情報を正しくとらえる」ということがメインです。簡単に言いますと「デマを信じるな!」ということです。
新型コロナウィルスの関する様々情報が飛び交っている現在、この力はとても重要です。SNSなどが発達している社会で生きている私たちは「情報」に惑わされることが多くなります。最近ですと、トイレットペーパーなどの買い占めがありましたね。
では、受験などにおいてはどうでしょうか。
以前私が他県で塾講師をしていた時の話です。
ある中学校の国語の教師(かなりベテラン)が、「今年の県立高校の入試では、聞き取り問題が出るから練習しよう!」と言って、やたらと練習を授業中にしていたそうです。
国語の聞き取りは大切なことですが、受験となると別問題です。実際には、その年も、その後の年も出題されることはありませんでした。
生徒たちは焦っていましたよ、最初は。しかし、私は出題されることはないと確信していました。その県では、大きな出題変更があるときは発表されていたからです。
塾に通っている生徒さんは安心していましたが、そうではない生徒さんは、聞き取り用の問題集を買ってくるなど必死だったようです。
このように、ある情報が正しいかどうかを判断するのは自分自身です。先ほどの国語の教師も悪気があったわけではなく、本気で情報を信じ、生徒のためを思って言ったのでしょう。その気持ちはわかります。
今のこの時期だからこそ、「情報リテラシー」の力をつける訓練ができると考えてみてください。情報社会を生きていく皆さんだからこそ必要な力です。
今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。