生徒からのよくある質問の一つに、「社会は暗記すればいいと言われますが、何をどう暗記したらいいか分かりません。」という悩み相談があります。そんな時、私は生徒に応じて、以下のような返答をしています。
①問題と答えのキーワードを紐づける
答えの丸暗記をしている生徒の多くは、問題の順番が変わったり、質問の文章が変わったりすると、答えが出てこないという悩みがあります。
そこで私は、問題文のどの言葉が大切なのかを見極めるように伝えます。
問題文のキーワードと答えをセットで覚えるように心掛けると、問題形式の変化に対応できるのです。そのキーワードを見つけるために、教科書を用いて読み込むことや、分からないときは我々に質問するように促しています。
②出来事を簡単に説明できるようにする
歴史で多いですが、物事が起こるときは必ず原因があります。
原因があり、その出来事が起こり、そして何か変化することが多いのです。
問題では、このどれかを問われます。
「Aがあって、Bが起きたため、結果Cにつながった。」
このように、原因と出来事と結果の3つに簡単に分けると、物事を簡易的に説明できるようになり、また、自身の理解もより深まります。なるべく簡単にまとめてみようと、生徒へ伝えています。
5月も、もう少し自宅にいる機会がお子様は多くなります。勉強がよりはかどるための工夫の提案でした。
御家族みなさま、お体ご自愛下さい。