茨城県も新型コロナウィルスによる非常事態宣言の解除が決まりました。今後は学校に登校できる日が増えてくることでしょう。学習塾BESでも様々な感染予防対策を行ってきましたが、皆様のご協力により問題なく授業を進めてられています。本当にありがとうございます。
さて、今回は保護者様向けの内容です。それは「叱り方」です。よく混同されている方がいるのですが、「叱る」と「怒る」は違います。専門的な話はややこしくなるので簡単に述べますと、「怒る=感情的」、「叱る=理性的」と私は考えています。
例えば宿題を忘れた生徒がいます。怒るときは「なんでやってこないんだ!」と怒鳴るだけです。(実際には、こんなことをする講師はBESにはいませんが)
また、叱るときは「なぜやってこなかったんだ。理由はあるの?」と相手の話を聞きます。宿題を忘れた理由が致し方ない時があります。まずは、そのことを確認します。そして、ただ単にさぼっただけならば、さらに聞きます。「やらなかったらどうなる?入試直前でも同じことができる?」などと生徒を問い詰めていき、最終的には自分自身につけが回ってくることを理解させます。これが「叱る」です。
怒ってしまうと感情的になり、時には人格否定なことを言ってしまうことがあります。そうなると言われた方も感情的になり、こちらが伝えたいことは一つも伝わりません。「怒られた」ことしか頭に残らないからです。
しかし、なかなか感情のコントロールは難しいですよね。そんな時は「ルール」を作ることが効果的です。たとえば「テストで何点以下ならスマフォは没収」などです。「毎日、何時間以上勉強する」などのようなものはお勧めしません。まず続きません。大人のダイエットが続かないのと一緒です。結果が分かりやすいものがお勧めです。
このようなルールを作れば、いちいちイライラしなくなります。結果だけを見れば良いからです。子供にも自己責任能力がつきます。
休校が明ければ、テストが待っています。ぜひとも活用してみてください。
今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。