大学共通テストが直前となり、県立高校入試まで残り50日をきりました。新型コロナウィルスで混乱していますが、その中でも受験生の頑張りは目を見張るものがあります。保護者様におかれましても様々なご心配があるかと存じ上げます。
さて、今回は「鶏口牛後」となります。故事成語(中国のことわざ)ですが、「鶏口なるとも牛後となるなかれ」、意味は「大きな集団の下にいるならば、小さな集団のトップにいる方が良い」です。
受験生の進路相談を受けていますと必ずありますのが、「ワンランク上の志望校を受験するか、ワンランク下げて受験するか」というものです。なかなか難しい問題ですが、私なりの結論です。
まず、2つのパターンに分けられます。
①男子…ワンランク上に挑戦する(牛後パターン)
②女子…ワンランク下げて受験する(鶏口パターン)
*男女差別ではありません。あくまで経験上の主観です!
理由です。
①男子は競争を望む世界が好きです。いわゆる縦社会に生きています。下剋上ではないですが、下から上へ這い上がる(相手に勝つ)ことで成長します。男子の多くが「バトル漫画・アニメ」が好きなのは、そんな男子の性質です。つまり、競争できる環境に身を置く方が成長する可能性があります。
②女子は競争を望まないことがほとんどです。競争ではなく調和を目指します。いわゆる横社会に生きています。だから、グループを作ることが多いのです。つまり、上へ這い上がるという環境よりも周りと同じように生きていける環境を望みます。
前述しましたが、これは私の経験による主観であり、すべての生徒が当てはまる訳ではありません。保護者様には、お子様の性格や気持ちなどを考慮して頂ければ、納得がいく進路を選択できると思います!
今回も最後までお読みくださり、誠にありがとうございます!