朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。生徒の皆さんは登下校時には、寒さが辛くなってきましたね。そのような中でも夜遅くまで塾へ通ってきてくださる生徒さん、そして送迎をして下さる保護者様には感謝しかありません。ありがとうございます。
さて、今回は「謝る」ことの大切さです。
これは先日の三者面談のことです。
ある生徒さんの宿題忘れが続いたため、面談の中で注意をしました。すると、その生徒さんは「できなかった理由は…」と、自分が宿題をしなかった理由をとくとくと述べました。簡単に言えば言い訳です。
そのことに対してお母様は「なんで言い訳ばかりするの!」とお怒りでした。すると生徒さんは「お母さんだって、いつも言い訳ばかりじゃないか!自分が間違っていても謝らないじゃん!」と反論です。
すると今度はお母様が「だって、それはあんたが…」とエンドレスです。
このような光景は面談ではよくあることです。こんな時、私は生徒さんだけではなく、保護者様にもアドバイスをします。
まず生徒さんには「宿題を忘れたことをなぜ謝らないの?」
生徒さんは「?」です。
そうです。謝ることが頭の中にないのです。
この原因は「親子だからこその甘え」だと私は考えます。お互いに「親だからわかってくれるだろう。子供だからわかってくれるだろう」という甘さです。
ですから肝心なことが伝わっていないのです。言い訳をするということは「本当は自分が間違っている」とわかっている状態です。しかし、素直にそれが認められない自分がいるのです。そして、出来なかった理由を外部へ求めます。
これでは成長できません。ですから私はこう言います。
「まずは謝りましょう」と。
理由は何であれ、出来なかった理由の一つに自分がいます。そして、それを認めることで、自分ができなかった理由に気が付けます。
また、親子でケンカをしたときに、まず謝るのは「保護者様」です。自分の非を認める態度を保護者様が見せると、子供はその態度を学びます。そして、謝罪ができる保護者様を子供は尊敬をします。
「子は親の背中を見て育つ」とはうまく言った言葉です。
私は「先生の背中を見て、生徒は育つ」と捉えています。
生徒の見本になるよう日々精進です!
今回も最後までお読みくださり、誠にありがとうございます!