読書は、たくさんの知識や筆者の体験、夢の世界を短時間で触れることが出来る、とても楽しいものであると私は考えています。皆さんは、最近本を読む機会はいかがでしょうか?
最近読んだ本の中で、古館伊知郎さんの「伝えるための準備学」という本がありました。
その中で感じた思いや、勉強に役立ちそうな印象に残ったいくつかの言葉を、本日はお伝えしたいと思います。
<脳のために「取り留めもない時間」を作る>
情報化社会の中で、日々いろいろな情報に触れ便利な世の中になった一方で、その情報があふれている現実もあります。
分からないことがあれば、すぐにスマホやパソコンで調べることができる。
一方で、考える時間が減っていることを、この本の中では伝えていました。
すぐに答えを調べに行く前に、一度立ち止まり「これ、何だろう?」と取り留めもない時間を作る。
このフレーズを読み、以前聞いたあることを思い出しました。
映画館に行く際、人によっては、先にストーリーや結末の情報を仕入れることがあるようです。また、ドラマを視聴するときは、倍速で見る人がいることも聞きます。
タイパ・コスパという言葉は日常になってきましたが、映画には次の展開を予想するドキドキの楽しさや、ドラマは俳優のさりげない仕草や表情を味わう楽しさがあります。
話を勉強でのケースに置き換えますが、国語の読解力も考える力と密接に関わり合います。問題文以外にも、文章にある何気ないフレーズについて、あれこれ考えることが大切だと改めて思いました。
まだまだ伝えたい言葉が多い本です。またの機会にお伝えしたいと思います。