県立入試が目前に迫ってきました。
受験生の皆さんにとってこれだけ大きい人生の壁が来るのは恐らく初めてでしょう。
こんな時期になると、少しでも勉強時間を増やすために夜遅くまで頑張ろうとする生徒も増えるのではないでしょうか。
しかし、この時期だからこそ、体調をしっかり整えることをお勧めします。
当然ですが、夜遅くまで勉強する習慣が試験直前まで続いてしまうと、試験当日も目が覚めるのが遅くなります。
人間の脳がフル活動できるようになるためには、目覚めてから3時間は経たないといけないと言われています。
つまり1教科目のテスト開始時刻の3時間前には起きたいということですね。
また、前日だけ早く寝ればいいだろうと考えていると、その日はきっと中々眠れなくなります。
試験の緊張もありますが、その前から遅くまで起きている習慣が続いていると身体もそれに合わせてしまい、いきなり早く眠るということも難しくなってしまいます。
これでは万全な体調で試験を受けることもできません。
残り日数がわずかになったこの時期に、1日あたりの勉強時間を2~3時間増やした程度で本番の点数が劇的に上がるわけではありません。
出題範囲が限られた定期テストならまだしも、これまでの学習内容全てから出題される入試問題において、こんな短時間で劇的に点数が上がることはまずありません。
それだけの時間で点数が上がるならば、誰も苦労しません。
しかし、試験前に無理に勉強して体調を崩し、全力で集中できない状況でテストを受けると点数が劇的に下がる可能性は十分起こりえます。
これまで勉強してきた自分を信じ、無理に勉強時間を増やすのは極力控え、万全の体調で受験に備えることを優先するようにしていきましょう。
そして志望校合格を勝ち取り、最高の春を迎えられるようにしましょう!