教科書の内容は少しずつ変わってきています。
当たり前のことですが、昔自分が学んだ語句や言葉が今の教科書とは違っていることを知ると、新鮮な驚きがあります。
今回はそういった言葉を取り上げてみました。
表記変更のパターンとして、新事実が判明したことによる修正です。
有名なところでは鎌倉幕府の始まりが、「1192(いい国)作ろう」から「1185(いい箱)作ろう」に変わったことです。
他にも日本最古の貨幣は「和同開珎(わどうかいちん)」ではなく「富本銭(ふほんせん)」に修正されたのも、歴史の新発見があったためです。
2つめのパターンとして、外来語をより現地の言語の発音に近いものに修正したものです。
アメリカの大統領である「リンカーン」や「ルーズベルト」は、「リンカン」、「ローズベルト」と表記されるケースがあります。
一部の教科書では、かの有名な「フランシスコ・ザビエル」も、「フランシスコ・シャヴィエル」と表記されるようになっているようです。
楽器の名前の「タンバリン」も、今の教科書では「タンブリン」と書かれています。
一方で、理科の酸性・アルカリ性(塩基性)を表す「pH(ペーハー)」は、「pH(ピーエイチ)」と呼ぶようになっていますね。
3つめのパターンは、漢字などから受けるイメージを適切な表記に直すというものです。
理科の遺伝で登場する「優性の形質」と「劣勢の形質」は、今では「顕性の形質」、「潜性の形質」とされています。
片方の遺伝子が優れていて、もう片方は劣っているように思われてしまうためです。
実際は2つの遺伝子が混じったときに表面化しやすい形質や特徴のことを優性と呼んでいたため、より適切な表記である顕性に改められています。
このようなパターンは教科書に限った話ではなく、病気などでも当てはまります。
たとえば「痴呆症」という言葉も漢字のイメージが悪いため、「認知症」に改正されました。
生活習慣病として患者が増えている「糖尿病」も、新たに「ダイアベティス」に改名する動きがあるようですね。
学校に関する言葉として、「下駄箱」も今では「靴箱」と呼ぶのが一般的になりました。
他にもスポーツで「自殺点」は漢字のイメージが悪いためか、「オウンゴール」に直されています。
教科書や言葉は日々変化しています。
ちょうど2025年度から中学校で使用される教科書が改訂されます。
これまで以上にデジタル化され、QRコードを読み取って動画や音声でより具体的に学べる仕組みが増えるようです。
大人になってから今の教科書を見てみると、面白い発見があるかもしれませんよ。