この記事では、本を読んで印象に残った言葉を書いていきます。
最近読んだ本の中で、早見和真さんの「あの夏の正解」という本がありました。
2020年の夏の甲子園中止という中で、作者の早見さんが高校へ出向き、このコロナ禍に直面した球児の本音に迫るという、ノンフィクションの本です。
この本を読み終えた私の最初の感想は、「人の心は難しい。」でした。
作者が高校球児への定期的なコンタクトをとる中で、たくさんの高校生が葛藤する様子を言葉から感じました。高校球児の言葉ではありますが、コロナ禍という同じ状況にいる自身も心が揺さぶられる瞬間が何度もありました。
・このような状況下だからこそ、みんなで頑張ろうとチームをまとめる高校球児
・甲子園という夢が消えたことに戸惑いを隠せない高校球児
・いろんな感情が混ざり合わさり言葉にできない高校球児
目標が、自分外のところで達成できない状況に置かれた怒りや悲しさは、想像するだけで胸が締め付けられます。
この早見さんの本を読んでいて、責任を持って取り組んでいるのだなと感じたことの一つに、取材でお邪魔するときは、基本車。しかも寄り道をしない。とありました。
是非、この本の最後にある、高校球児へのインタビューを読んでほしいと思います。
この夏、あの夏をどう感じたのか。その高校生自身の答えが書かれています。
今回は塾とは関係が薄くなってしまいましたが、ご興味のある方はご覧ください。