中学3年生や高校3年生にとっては、夏の最後の大会が近付いています。そのため、部活動では練習試合などや大会でが連日行われています。部活動を頑張ってきた生徒さんには、最後までケガをしないで、大会に臨んでほしいですね。
さて、今回は「送迎」のお話です。
先日、ある生徒さんがポツリとつぶやきました。
「先生、親って大変ですよね…。」
不思議に思い「どうしたの?」と聞くと、
「仕事から帰ってきて疲れているのに、夜遅くまで塾の送迎は大変ですよね。僕ならできませんよ・・・。」と返事が返ってきました。
この生徒さんは、自分の親の送迎を見ながら言ったわけではなく、他の生徒さんの送迎を見て思ったそうです。
そして、また黙々と自習に励んでいました。その後、その生徒さんはいつも以上に集中して学習に励んでいました。
ここで大切なポイントが2つあります。
まず一つ目です。
それは、この生徒さんが「自分以外の立場になって物事を考えられる力」があることです。私は「想像力」と言っています。この想像力が欠けていると、自分勝手な言動をしてしまいがちです。しかし、この生徒さんは「想像力」が豊かになっています。
次に2つ目です。
それは「保護者も大変」ということです。
生徒さんは保護者の方に、塾だけではなく、どこかへ連れて行ってもらうことはよくあることだと思います。毎日学校への送り迎えをしてもらっている生徒さんもいます。
それを「当たり前のことと思わない」ことが大切です。保護者の方も人間です。疲れて送迎が面倒なときもあります。しかし、子どものために頑張っているのです。「親には自分の子供を養う義務がある」という使命感で片づけられるものではありません。本当に保護者の方は偉大です。
生徒さんも、保護者の方の立場を想像してください。自分は同じことができるのだろうか?と考えて下さい。なかなか難しいですよね。
ですから、送迎をしてもらうたびに、きちんと「ありがとう」と保護者の方に伝えて下さい。それが今の皆さんにできる、保護者の方への行動です!保護者の方も絶対喜びますよ!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!