私立入試が目前となる時期になりました。
受験生の皆さんもスパートをかけて勉強に集中しています。
この時期から点数を上げるとなると、やはり暗記科目である理科社会に力を入れるのが1つの戦略です。
暗記を頑張れば頑張るほど、点数に反映されやすいためです。
そんな暗記勉強について、最近ある生徒から次のような質問がありました。
暗記の勉強を頑張りたいが、どうしても覚えきれない、頭に入らないという悩みでした。
その生徒さんは決して暗記が苦手な生徒ではないのですが、暗記することに価値が感じられず、暗記勉強をしていて辛いというのが悩みの根底にありました。
勉強に限った話ではありませんが、自分の行動に価値があると思えないと人間やる気を出すことができません。
そこで、次のようなアドバイスをしました。
まずは実践形式のテストを行い、現時点での自分の実力を確認します。
この時点で点数が低く、暗記をしないとどうにもならないと肌で実感できれば、暗記を頑張る必要性を意識できます。
その後に暗記を行いますが、ここで必ずしも最後までやり通す必要はありません。
途中で「暗記するのも飽きてきたな」と感じたら、そこで一旦止めてもいいのです。
その代わり、再度実践形式のテストを行います。
ほとんどの場合は、1回目に行ったテストよりも良い結果になります。
特に暗記科目は暗記量が結果に反映されやすく、テスト中に「暗記で覚えていた問題だ」と思う機会も多いでしょう。
こうなると、「自分の暗記勉強は無駄ではなかった」と意味を見出すことができます。
点数アップに気を良くして、更に暗記を頑張ろうとする人もいるでしょう。
こうなれば、最初の時と比べて暗記に対する意識を大きく改善することができます。
入試まであと少し、受験生としての踏ん張りどころになります。
最高の結果が出せるように、一緒に頑張っていきましょう!