私立入試は推薦入試が終わり、一般入試も目前となりました。
この時期に点数を伸ばすには、やはり暗記量が点数に結び付きやすい社会や理科の単語暗記に力を入れる生徒が多いです。
実際効果的ではありますが、皆さんはその暗記をどのようにしていますでしょうか?
効率良く暗記しようとして、答えの単語だけを覚えようとしている生徒を偶に見かけますが、これは意味がありません。
例えば、歴史上の人物の「豊臣秀吉」を覚えるとします。
この時、「豊臣秀吉」という名前だけを覚えたとしましょう。
実際のテストでは、以下のような出題がされたとします。
問1 刀狩や太閤検地を行った人物を答えなさい。
この問題の答えは「豊臣秀吉」ですが、人物名だけ覚えてもその人物がどのようなことをした人物なのかまで知らないと答えることができません。
なので、人物名だけを覚えても実際のテストで点数に結び付かないのです。
また、次のような問題が出たとします。
問2 豊臣秀吉が行った政策を1つ答えなさい。
こちらの問いの答えとして刀狩、太閤検地を挙げることができますが、これも人物名だけ暗記した状態では答えることはできません。
暗記した人物が問題として出題されたことは分かっても、その答えが分からないのです。
暗記する時は、面倒に思っても答えの単語だけではなく、その出題文の内容も合わせて覚える必要があります。
また、上記の例のように豊臣秀吉に関連する語として、刀狩や太閤検地をセットにして覚えるとより良いです。
社会の暗記が得意な生徒に質問してみると、この知識の関連付けが非常に上手くできていることが分かります。
中には1つの大きな歴史の筋道に、多くの人物や出来事を関連付け、大きな流れで覚えている生徒もいました。
そのBES塾生の才能は高校生になっても発揮され、大学入試でも社会の偏差値は校内トップクラスでした。
あなたもそんな生徒のように、暗記の仕方について振り返ってみてはいかがでしょうか?