寒さが一際厳しくなってきました。そんな中でも学習塾BESへお通い下さっている生徒さんや、ご送迎をしてくださる保護者様にが感謝でいっぱいでございます。いつもありがとうございます。
さて、今回は前回に引き続き身近なことを考えてみるがテーマです。
前回は「なぜ勉強をするのか?」がテーマでした。お子様だけではなく保護者の皆様にも考えて頂きたい内容でした。
今回は、「語彙力を上げるには?」がテーマです。普段から保護者様からの質問で多いことですが、特に男の子のお子様をもつお母様からのご相談が多いですね。
国語が伸びないというご相談の中で必ずでてくる「語彙力」という言葉。いわゆる「どれだけ言葉を知っているか」ということですが、これはどうやってつけていくものなのでしょうか?
よく言われているのが「本を読む」ことです。また、わかない言葉がでてきたら「辞書を引く」です。
私の経験上、これではなかなか語彙力がつかないというのが結論です。まず、お子様は、特に男の子は本を読みたがりません。読んだとしても無理やり読んでいるので頭に入ってこないですし、わからない言葉の意味を調べるなどしません。
実は、ここにも落とし穴があります。もし辞書を引いたとしても、その内容が、つまり説明に書かれている言葉がわからないということが多いのです。
たとえば、「委託」という言葉です。まず読み方がわからない。もし「いたく」とわかり辞書を引いても説明には「ゆだねる」こととあります。しかし「ゆだねる」の意味がわかりません。じつはこのようなことが多いのです。
私は生徒さんが知らないだろうと予測して、言葉の意味を教えています。大人がわかっている言葉でも生徒さんは知りません。いかにわかりやすい言葉で言い換えることができるかが教師の腕の見せ所です。
では、ご家庭ではどうしたらよいのか。それは「漫画でもよいので文字を読む」ことです。最近の漫画では設定が複雑なのか、かなり難しい言葉や漢字が出てきます。子供たちはそれを理解していることが多いものです。たまにテストに出てくる難しい漢字を読める生徒さんがいます。漫画のセリフなどに出てくるそうです。
いかかでしょうか。一昔前は「漫画は悪、本は善」という考え方が主流でした。しかし、時代は変化しています。興味があることから学力を伸ばすきっかけを作ってはいかがでしょうか?
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。