私が心掛けていることの一つに、「間違いを先読みする」があります。
具体的には、
「生徒が問題を解くときに、どのような間違いをする可能性があるのか?の先を読む」
という意味です。
間違いには、ある一定のパターンが存在します。そのパターンを事前に把握しておくことで、授業の質は大きく変わると考えています。
例えば英語を例にとってみましょう。
日本語:三人の少年が木の下にいます。
英語:There are three boys under the tree.
①There are ~ .の文を理解しているか?
②areとisの違いを理解しているか?
③threeのスペルを間違えないか?
④少年が複数いるので、複数形のsを忘れないか?
⑤underの単語が出てくるか?
⑥underの後にくるtheを忘れないか?
ざっと書いただけでも、注意するポイントがこれだけあります。
実際の授業では、冒頭に文法の説明をしたのちに例文を使い理解を深めますが、その際に、上記のようなミスをしないことへの注意や、ポイントの解説に時間をかけて行います。
数学でも、同じように細かく見るポイントがあります。
一次方程式の問題:3-4x=-6x+9
①移項を理解しているか?
②文字と文字の計算を理解しているか?
③足し算・引き算の計算をミスしないか?
④○x=数字の形にした後の計算方法を理解しているか?
⑤割り算の符号の考え方を理解しているか?
生徒がミスをしやすい箇所を事前に理解し、間違いを先読みし、それを事前に生徒へ伝える。そうすることによって、生徒はそのミスをする可能性が減ります。
本日は、私の心掛けていることの一つをお伝えしました。