夏真っ盛りの時期になりましたね。
急に暑くなってきたせいか、熱中症になって体調を崩す生徒も増えてきています。
中には体調不良を我慢して塾に来たものの、体調が治らず早退した生徒もいます。
そのような場合は無理せずに体調回復に専念して下さい。
勉強は万全な体調で行ってこそ頭に入るというものです。
それでも、体調が悪くても頑張って塾に来ようとする気持ちはとても素晴らしいものです。
その気持ちはいつまでも忘れてほしくないものですね。
さて、夏休みのような時間に余裕がある時には復習をするのにもってこいです。
特に理科、社会などの暗記が重要な科目では、3年夏の今からでも大幅点数アップが狙えます。
ただ、丸暗記するというやり方では、似たような語句が混同することも多いです。
特に理科では道管と師管、示相化石と示準化石、斑状組織と等粒状組織など、混同しやすい単語が多いです。
そういった単語をしっかりと自分の頭の中で整理し、テストの際に正確に引き出せるかが勝負になります。
例えば、天気の問題の1つです。
高気圧と低気圧において、発生する風の流れは上昇気流、下降気流のどちらでしょうか?
答えは高気圧では下降気流、低気圧では上昇気流が発生します。
これをただ丸暗記しただけでは、1ヶ月も時間が経てばどちらがどっちだったかうろ覚えになることでしょう。
ですが、理屈まで覚えてみるとどうでしょうか?
低気圧になると一般的に天気が悪くなります。
台風も低気圧ですし、ニュースでも爆弾低気圧といった言葉が耳に残ることでしょう。
では、天気が悪くなるのは雲が多いときと少ないときのどちらかと考えると、当然雲が多いときです。
つまり低気圧では雲ができやすいという理屈が結びつきます。
ここで雲ができやすい気流が上昇気流と下降気流のどちらかと考えると、風が空に向かって吹く上昇気流の方になります。
このイメージの繋がりによって、低気圧では上昇気流が起きるという内容を理屈で覚えることができます。
この方法は丸暗記と比べると手間が多く、効率が悪いように思えます。
しかし、暗記した内容を忘れないようにするということは非常に重要です。
またこういった理屈で覚えることにより、理科に対して興味や関心が高まれば、それだけで内容が頭に入る効率が格段に上がります。
一見遠回りに思える覚え方が、結果的に近道になることも多いものです。
このやり方の問題は、教科書や問題集を自分で見るだけだとこういった理屈まで教えてくれない点です。
ただ単に教材や映像から学ぶだけではこういった深い理解までたどり着かないことが多いですね。
BES塾ではこのように生徒が勉強に関心を少しでも持てるように、こういった話も授業内で取り入れています。
同じ点数アップでも、どうせなら楽しんだり面白く感じたりして勉強したいものですね。
成績アップはもちろんですが、勉強に対する意欲自体もアップできるようにBES塾の生徒たちは日々夏期講習で頑張っています。
BES塾講師陣も、その生徒の気持ちに応えられるよう、暑さに負けずに頑張っていきます!