先日、心が震えるような嬉しい知らせが届きました。
卒業生のO君が、公認会計士試験の短答式試験に見事合格したのです。
しかも、合格発表の当日に真っ先に連絡をくれました。
その声から伝わる喜びと安堵に、私の胸も熱くなりました。
塾講師として、こんなに幸せな瞬間はありません。
O君とは、試験を受ける前に何度も話をしました。
不安やプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、彼は「やるしかない」と自らを奮い立たせていました。
私は彼の姿勢を知っていたからこそ、迷うことなく背中を押しました。
なぜなら、彼はいつも本気で挑戦し、自分の限界を押し広げてきた生徒だったからです。
彼の成長の原点は、大学受験時にさかのぼります。
高校入試が終わった直後、「早稲田大学合格」という目標を掲げ、誰よりも早く走り始めました。
ただ闇雲に勉強するのではなく、「どうやったら成長できるか」を常に問い続け、
試行錯誤を重ねながら努力し続けた姿を、今でも鮮明に覚えています。
彼の最大の強みは「謙虚に努力する姿勢」でした。
決しておごらず、できないことに正面から向き合い、ひとつひとつ克服していく。
その姿はまるで、一歩ずつ確実に山を登っていく登山家のようでした。
そして、その積み重ねが、今回の公認会計士試験の短答式試験突破へとつながったのです。
しかし、公認会計士試験はここからが本番です。
今年は、彼にとって人生で最も勉強しなければならない一年となるでしょう。
誰もが途中で投げ出したくなるほどの険しい道のり。
でも、私は信じています。
O君なら、この試練を乗り越え、さらなる高みへと到達できると。
O君、本当におめでとう!
これまでの努力が報われたこと、心から誇りに思います。
そして、これからの戦いも、全力で応援しています!