夏休みに入っておよそ半分の時間が過ぎました。
生徒の皆さんは順調に勉強を進めることができているでしょうか?
この時期は定期面談を行う時期でもあり、現在の学習状況や学校や家庭での様子などの話を伺っています。
その話の中で、特に気になる話題がありました。
それは、家で夜遅くまで勉強しているという内容です。
一昔前の受験生のイメージでは、夜遅くまで、場合によっては徹夜してまで勉強するという様子が思い浮かぶかもしれません。
しかし科学や医療が進歩した結果、睡眠時間の重要性の大きさがわかってきました。
それに伴い、夜遅くまで勉強することが非効率的であるという常識が広まってきています。
実際、「勉強 徹夜」などのワードで検索すると、有名大学を卒業した人たちによる経験や意見などが多く見つけられます。
その内容の多くは、以下のようなもので共通しています。
・テスト直前の暗記などには効果がある
・しかし一夜漬けで暗記した内容は長くは持たず、すぐ忘れてしまう
受験という大きな目標を考えれば、やはり徹夜して勉強するのはお勧めできません。
また面談の話の中で夜遅くに勉強する理由として、夕方頃に一度寝てしまうというのが原因である生徒も意外と多いようです。
部活の疲れなどもあると思いますが、それ以外が原因である可能性があります。
たとえば、ラーメンやハンバーガーなど、炭水化物メインの食事をしていると、血糖値スパイクという現象が起きて眠くなりやすいというケースが考えられます。
加えて徹夜が勉強方面だけでなく、健康や美容の面でも悪影響が出ることは言うまでもありません。
そういったデメリットを考えれば、生徒の立場で見ても睡眠不足が良くないと感じるようになるのではないでしょうか。
まだ夏休みは半分以上あります。
勉強はもちろん大切ですが、時間に余裕のあるうちに生活習慣や食事などを見直してみるのも良いかもしれません。
勉強とは直接関係無いように思えることでも、生活の改善が結果的に勉強の効率を上げる場合があります。
勉強だけに力を入れることに疲れたという生徒は、そういった別の面からアプローチしてみてはどうでしょうか?