自分が今どこまで理解できているのかということを考えたことはあるでしょうか。
テストをしていて「これはやったことがある問題だ」と思いつつも、解くことができなかった。
そんな分かっていたつもりで本当は理解できていなかったという経験はあるでしょうか。
その物事に対して本当に理解しているかどうかを確認する時は、他人にそれを教えている様子をイメージするのです。
実際に友達に教えてみても構いません。
相手から「これってどういう意味?」という質問をされた時に、しっかりと説明が思い浮かべばしっかり理解できていると言えます。
逆にどう言えばいいか分からなくなった、実は自分でも分かっていない部分があったと感じたならば、その物事に対してまだまだ知識が不足していると言えます。
今まさに冬期講習で多くの生徒さんたちが勉強に勤しんでいます。
3年生が行っている英語の問題文の中に、こんな一文がありました。
Teaching is one of the best ways to learn.
教えるということは、学ぶための方法としては最良のものの1つである、という意味です。
誰かに教えるということは十分な知識が無いとできないことですが、その教えるということこそが学びの方法として最善であるというのは、中々に深い言葉であると思います。
私立入試を目前にしたこの時期、勉強をこれまで以上に頑張らなくてはなりません。
しかし勉強だけで飽きたという方は気分転換を兼ねて誰かに勉強を教えている様子を思い浮かべてみてはどうでしょうか。
自分でも気づいていなかった思わぬ発見があるかもしれません。