夏休みが終わりました。
校舎には自習で来塾する塾生(特に受験生)が増えてきています。
今年は、過去問演習に手を付け始めている人が例年よりも多いです。
そこで、今回は過去問演習への取り組み方について記したいと思います。
自分で過去問演習をする際、問題を制限時間内に解いて丸つけをして
得点を出して終わりにしてしまっていませんか?
これは、誰もがやってしまいがちなことです。
しかし、これは過去問演習の取り組み方としては不十分です。
丸つけをして得点を出してからの取り組み方にこだわって下さい。
出来なかった問題と間違えた理由の分析を徹底的に行いましょう。
問題と解答を照らし合わせて、丁寧に行って下さい。
もし、わからないところがあったら講師に質問しましょう。
過去問に取り組む目的として、出題傾向に慣れることがよく挙げられます。
しかし、全く同じ問題は出ませんから、答えを導くまでの考え方を
十分に理解しておかなくてはなりません。
過去問を解いた時点での自分の課題(出来ていないこと・覚えていないこと)
を見つけたら、どんどんそれらに取り組んでいきましょう。
通常の学習よりも、時間や気力の消費量が大きいのが過去問演習です。
しかし、正しい方法で取り組めば、大きなリターンが得られます。
現時点で、正しい方法で過去問に取り組むことが出来ているのはE君くらいでしょうか。
彼は過去問演習を通じて、自分に足りないものを見つけそれらを克服しようと懸命に努力しています。
科目によっては既に9割以上を叩き出しているものもあり、本当に素晴らしいです。
皆さんもE君の取り組み方を見習いましょう。
本人に直接やり方を聞いてみても良いかもしれません。
きっと丁寧に教えくれるはずです。