前回に引き続き、最近読んだグレッグ・マキューン著・高橋璃子訳の「エッセンシャル思考」という本の中から、印象に残ったいくつかの言葉を、お伝えしたいと思います。
<90点ルールを取り入れる>
この言葉もとても衝撃を受けました。満点を目指さない?という疑問から入りましたが、読み進めていくうちに意味を理解することが出来ました。
本の中では、
最重要基準を一つ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。ただし、90点未満の点数は0点と同じ。つまり、意味のある行動のみを取捨選択し、効率よく行動するという意味なのです。
具体例をあげています。
最重要基準:苦手な社会のテストで、前回の50点から次回の定期テストで80点を目指す。
・社会の勉強時間を増やす→100点
・遊ぶ時間を減らす→100点
・教科書の最初から復習をする→60点
・学校のワークを勉強する→80点
・学校のワークを一度解き、間違った問題のみを徹底的に勉強する→95点
・社会に飽きたら他の教科にすぐに変える→70点
これらのように、目標を一つ掲げ、その成果に見合う行動を見つけていきます。評価が90点という厳しい基準がポイントです。こうすることで、なんとなくの行動を容赦なく切り捨てることが出来ます。
この行動は、言われたからやるという受動的な行動を減らすことにも役立つと感じました。
「みんながやっているからではなく、自分がやりたいからやる」
まずは、最重要課題を一つ設定してみることから行動してみてはいかがでしょうか?