小学生の算数では何の単元が難しいと思っていましたか?
もちろん個人差はありますが、色々な生徒さんを見ていると割合の計算を苦手とする生徒さんが多い印象です。
かけ算なのかわり算なのか、文章中に出てくる数は比べる量なのか基にする量なのか、何%引きの計算を正しく行うにはどうすればいいか、つまずく要素が多いです。
文章の読解力が求められる形式で出題されることも多く、文章題というだけでやる気が出なくなる生徒にとっては非常に大変でしょう。
しかし、最近ある小学生の生徒さんから次のような話が出ました。
その生徒は学校の割合の小テストで100点を取ることができたという報告をしてくれました。
小学校のテストで100点を取ることはそんなに珍しいことではありませんが、今回のテストはその生徒さんを含めて2人しか満点がいなかったそうです。
元々成績がかなり高い方の生徒さんではありましたが、割合の問題は難しいのによく100点が取れたねと質問しました。
すると、「買い物で何%引きとか書かれているのを見ていて、前から割合の計算に興味があって楽しみにしていた」と答えたのです。
何かに興味を持つということが勉強の切っ掛けになるとこんなにも成果が出るのかと驚きました。
勉強に身が入らない、思っていたより成果が出ないと思っている生徒さんは、その勉強について何でもよいので、興味を持ってみることから始めてみましょう。
理科や社会には教科書に載っていない興味深い話が多くありますが、他の教科にも面白い話はいくつもあります。
そういった話1つから、その人の勉強意欲を別人のように変える可能性もあります。
幸いインターネットが発達した現代なら、そういった話を探すことは難しくありません。
勉強に詰まった時は、そんな話を探してみてはいかがでしょうか?