5教科の中で一番苦手な教科は何でしょうか?
この質問をすると、数学が苦手であることが多いです。
実際に実力テストや高校入試の平均点を見ても数学が一番低いことが多いです。
難しいということもありますが、数学を勉強する意義や興味が持ちにくいことがあるのかもしれません。
今回は数学を勉強する意義についての話になります。
この答えについて、ある教育系YouTuberが数学を勉強するメリットについて話していました。
それは他の教科と違い、「予測」ができるようになるとのことです。
例を挙げると以下のようになります。
・目的地までまだまだだけど、今の時点でこれだけ進んでいるから、あとこれくらいで到着しそうだ。
・○○日までに終わらせなければいけない宿題や仕事は、一日にこれくらいのペースで進めればいい。
このように、身近な生活の中でも先のことを予測することができます。
こういった予測は数や計算が無いととすることができず、他の教科ではできないことなのだそうです。
その話を聞いた時に、確かにその通りだと思いました。
先の2つの例でも、計算無しでは実際に最後までやらないとどれだけ時間がかかったのかを知ることができません。
しかし算数・数学を用いれば実際にやらなくても予測ができるようになります。
実際に試してみた方が色々と分かることもあります。
しかし、内容によっては軽々しく試せるようなものではない場合や、そもそも試すことが現実的ではないものもあります。
しかし、計算によって「やってみるまでわからない」から「やる前から事前にわかる」ようになるのは非常に大きい違いです。
特に普段から数学が得意な人は、他の人よりも色々な場面で計算をした予測を立てていることが多いです。
効率的な人生を送ることができるということですね。
人間価値の無いものだと思ったものに対して、やる気を出すことは難しいです。
数学に限らず、勉強する意義や魅力を知ることができれば、それだけで勉強の姿勢が変わります。
勉強に身が入らないという生徒さんは、まずは勉強する意味について調べてみるのはどうでしょうか。