今年も残すところ83日。
受験も追い込みの時期となりました。
そろそろ過去問演習に入っている塾生もいるのではないでしょうか?
授業時間内で過去問演習を行い、解説がある場合は良いのですが、
自分で過去問演習をする際に、勿体ないやり方をしてしまっている塾生を毎年のように見かけます。
問題を制限時間内に解き、丸つけをして得点を出す。
ここまでは誰もがやることですが、差がついてくるのはその後の取り組み方です。
間違えた問題の解説を読み、
どこが出来なかったのか、なぜ間違えたのかを分析しましょう。
解説が大雑把で理解出来ない場合は講師に質問して下さい。
出題傾向に慣れることが大きな目的の一つですが、
全く同じ問題は出ないため、
答えを導くまでの考え方をしっかり理解することが重要です。
また、現時点で自分が出来ていないこと、まだ覚えていないことを見つけることも目的の一つです。
ただし、それらを見つけただけでは全く意味がありません。
自力で解けるようになるまで何度も反復して下さい。
制限時間内で合格点を取るために、場合によっては捨てるべき問題も出てくるでしょう。
その判断が出来るようになるための訓練も重要です。
過去問演習の段階から、確実に解かなくてはならない問題とそうでない問題を考えるようにしましょう。
重要なものはノートに切り貼りしておき、
見直しをする日をつくるのも効果的です。
過去問演習は、普段の学習よりも時間とエネルギーの消費量が多いです。
最大限の効果を出せるようなやり方を心がけて下さい。
受験までの残り日数は少なくなってきましたが、
出来ることはまだまだたくさんあります。
一つ一つ着実に積み上げていってください。