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数学テストの難化について@BES塾 下妻 八千代 研究学園 筑西明野校

1/16(日)に共通テストの数学が実施されました。

 

特に数学ⅠAについては過去最低点数を大きく下回り、40点を切るという異常事態になりました。

 

計算量が非常に多いことに加えて、読解力が無いと更に時間を取られる問題形式となっていました。

 

簡単な計算問題を排除し、なるべく応用問題を取り入れようとしているのかもしれません。

 

 

考えてみれば茨城県の県立入試問題も、2020年の3月に行われた数学も同じような状態でした。

 

これまで定番のように大問1・2で単純な計算問題が32点分出題されており、数学が苦手な生徒でもそこを練習すれば最低限の点数を取ることができました。

 

しかし、2年前のテストからそれも許されなくなりました。

 

その当時に受験した数学が苦手な生徒は、恐らくほとんど正解をすることができず、相当辛い思いをしたのではないでしょうか。

 

 

昨今は『暗記をすれば点が取れる』という風潮から脱却するために、思考力や応用力、発展的な活躍が見込める人材の育成をする傾向にあります。

 

確かに単純な計算はコンピュータが得意とする分野。

 

機械に人間の仕事が奪われかねない現代において、人間の強みである思考力を鍛えるのは世の必然と言えます。

 

それゆえに、数学のテストからも思考力や読解力を問う問題が増えるのも仕方のないことでしょう。

 

 

しかし、それは基礎問題を全く無くしていいという免罪符にはなりません。

 

どうしても数学が苦手で、基礎計算問題でしか点数が取れない生徒もいます。

 

そんな生徒にとっては、数学はただただ苦痛に感じるものになってしまうのではないでしょうか。

 

そういった生徒たちを切り捨ててでも、思考力が優れた生徒を一人でも多く増やすことが果たして正解なのでしょうか。

 

日本の教育も変革の時を迎えているのかもしれませんが、その代償として勉強を頑張ってきた多くの生徒たちが犠牲になるような事態は、少しでも減らしてほしいものです。

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