「ちょっとだけ見るつもりだったのに、気づいたら何時間もスマホをいじっていた…」
そんな経験、ありませんか?
スマホはとても便利で楽しい道具です。
しかし、使い方を間違えると、勉強や部活に集中できなくなったり、生活リズムが乱れてしまったりします。
その原因の一つが、脳の中で出るドーパミンという物質です。
ドーパミンは「楽しい!」「もっとやりたい!」と感じるときに出てくる脳内物質です。
短い動画やSNSを見ていると、次々に新しい刺激が入ってくるので、脳はドーパミンをどんどん出し続けます。
その結果、「もっと見たい」「やめられない」となり、他のことを頑張る意欲が出にくくなるのです。
勉強に取りかかろうとしても、「スマホの方が楽しい」と脳が錯覚してしまい、集中できない。
これは意志が弱いからではなく、脳の仕組みがそうさせているのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
ポイントは「自分がコントロールしやすい環境を作ること」です。
たとえば――
手の届かない場所に置く
勉強中は机から離れた場所に置くだけで、つい触ってしまう回数が減ります。
通知を切る
通知音が鳴ると、どうしても気になってしまいます。通知をオフにしておけば、余計な誘惑が減ります。
別の楽しみを用意する
読書や運動、友達との会話など、スマホ以外の「楽しい時間」を増やすと、自然とスマホの比率は下がります。
スマホは正しく使えば、勉強にも役立つし、友達とのつながりも強くなります。
大事なのはスマホに時間を奪われない工夫をすること。
今日から少しだけ、スマホとの距離を工夫してみませんか?
そうすれば、勉強も部活も、もっと頑張れる自分になれますよ。