年の瀬が近づくと、中学3年生にとって入試がぐっと身近に感じられるようになります。
2月末の本番に向けて、ここからの勉強が合否を左右する重要な期間です。一方で、疲れやすく体調を崩しやすい時期でもあります。
あと2か月で何を優先するかで、結果は大きく変わります。
ここでは、12月を有意義に過ごすためのポイントをまとめました。
新しいノートにまとめようと考える生徒は多いですが、今必要なのは整理ではなく実践です。
過去問や模試の復習、特に間違えた箇所を繰り返し解くことが重要です。
「できるようになった」と感じられる体験こそ、入試本番の自信につながります。
つい夜遅くまで勉強してしまう時期ですが、脳は睡眠中に学んだことを整理します。
6~7時間の睡眠を確保することを意識し、生活リズムを安定させましょう。
規則正しい生活は、試験当日のパフォーマンスにも直結します。
すべてを完璧にしようとすると、かえって手が回らなくなります。
12月は得点につながる分野に集中することが大切です。
例えば、英語の長文を完璧にするよりも、文法やリスニングのミスを減らすことを優先しましょう。
必要なものとそうでないものを見極める判断力が合格への近道です。
12月はイベントが多く、勉強のリズムが崩れやすい時期です。
適度に休むことも忘れず、メリハリをつけた計画を立てましょう。
たとえば、大晦日の夜は勉強を短時間休む、といった工夫でリフレッシュできます。
休み明けには、すぐに勉強に戻れるように準備しておくことがポイントです。
受験が近づくと不安や焦りを感じることもあります。
そんな時は、友達や周りの受験生と話すことで気持ちが整理され、やる気も保ちやすくなります。
ただし、他人と比べて落ち込まないように気をつけましょう。
うまくいかなかったことにばかり目を向けると、モチベーションが下がります。
今日解けた問題や覚えた単語など、少しずつでも前進できたことを書き出しましょう。
小さな成功を積み重ねることで、自分の成長を実感できます。
12月は、入試本番に向けた仕上げの期間です。
無理をせず、自分のペースを大切にしながら、毎日の勉強を着実に積み重ねていきましょう。
短い時間でも、一歩ずつ進むことが合格への力になります。