もうすぐ夏休みが終わる時期になりました。
3年生にとっては入試に向けて気合を入れて学校生活に戻ることになるでしょう。
さて、入試が近づいてくるとこれまで以上にテストの点数について神経質になってくるようにもなります。もし点数が前よりも下がった場合、どうすればいいのか急に不安になってくる生徒さんも出てきます。BES塾でもこの最近実施した二者面談、三者面談の中でもそういったご相談をされた方もおられました。
このように点数が落ちてきた生徒さんに対して、よくこちらからする質問の1つが、「平均点はどのくらいだったか」です。
例えばAさんのテストの点数は55点だったとします。この時点でAさんは優秀な生徒なのか、それともそうでないかという判断は、この時点ではできません。もし平均点が30点台という非常に難しいテストで55点取れていれば優秀と言えますし、平均点が70点のところで55点だと平均よりかなり下という評価になります。このように、一個人の点数だけでは実力の良し悪しというのは分からないのです。
ちなみに、平均点との差も考慮した上で学力の指標として使える数字が、入試によく出てくる偏差値なのです。
点数が大きく下がってしまったという生徒さんの大半は、そのテストの平均点自体がかなり低く、全体的に難しかったというケースが多いです。その場合、校内順位は思っていたより下がっていないどころか、寧ろ順位が上がっていたということもあります。
このように、点数が低かったからといってネガティブになるのはまだ早いです。それに、間違いが多かったということは、裏を返せば自分の苦手な箇所が多く見つかったということで、今後の勉強すべき明確な課題が多く見つけられたということです。
入試が近くなればなるほど、どんどんネガティブやナイーブな気持ちが強くなってきます。そういった気持ちを抑えて、ポジティブな思考をするよう心掛けることも、受験勉強では大切なことです。
それでも不安なときは、BES塾講師に遠慮なく相談して下さい。
最高の結果が出せるように、一緒に頑張っていきましょう!