入試では試験本番の点数が重要なのは言うまでもありません。
しかし、だからといってそれが全てというわけではありません。
今回はある高校での説明会で出たお話を致します。
その説明会では、去年度で合格した生徒の中で最低の点数と、逆に不合格になった生徒の中で最高の点数を公開してもらえたのです。
その内容は、とても驚くべきものでした。
なんと合格した生徒の点数よりも、不合格になった生徒の方が約50点も高かったのです。
それにもかかわらず不合格になった原因について、説明会ではそこまで話してもらえました。
その理由は、該当の生徒が休憩時間中に教室入り口で屯したり、無断で他の教室の様子を覗きに行ったりと問題行動が見られたためとのことでした。
他にも試験開始から約5分後に居眠りをするなどしていたことを試験中の監督員がその様子をチェックし、後にマイナス査定をしたためとのことでした。
このように、試験の点数以外もしっかり見られていることに注意しましょう。
逆にプラスに見られることがあるかといいますと、あります。
一番効果的なのは、その高校の説明会に参加することです。
説明会に参加すれば意欲が高いと思われ、名前を覚えてもらえることでしょう。
私立の高校では、試験当日の問題についてのヒントや出題傾向、作文や面接試験を課しているところではテーマなども事前に公開することもあります。
そういう意味でも説明会に参加するだけでもかなり有利になります。
試験本番だけ真面目にしていればいい、などと考えてはいけません。
本番に都合よく演じることは難しいですし、試験本番という緊張感の中でそこまで気が回る余裕などありません。
そうして隠せなくなった『素』の振る舞いを、試験監督に知らないところでチェックされてしまうものです。
もし見られたらマズい、と思い当たるものがあった場合は、早めに直すように今のうちから意識していきましょう!