中学生は定期テスト期間です。
生徒たちが勉強している姿を見ていると、様々なことを感じます。
どのくらいの点数を取るのかも大体見当がつきます。
テストで9割以上の得点を安定して取る生徒は、
感情を理性でコントロールしながら勉強しています。
勉強中に難しい問題や苦手な問題が出てきても、いちいち感情的になりません。
点数が伸び悩んでいる生徒や点数が安定しない生徒は、感情に支配されるがままです。
「面倒くさい」「疲れた」「眠い」「できない」という発言をしたり、すぐに不機嫌な表情を見せたりします。
気持ちはよくわかります。
時には気分が乗らないときもあるでしょう。
しかし、テストの日程が決まっている以上、やるべきことをやらなくてはならないのです。
高得点を取りたければ、取るための量をこなさなければならないのです。
「やる気が出ないから勉強はしたくない」では、点数が出ないのは当たり前ですよね。
「できる人」と「できない人」の差は、
感情をコントロールできるかどうかの差も大きく影響しているのです。
とはいえ、正論を伝えるだけでは通用しないのが子供です。
私は、理性で感情をうまくコントロールする術とそうすべき理由を、
生徒たちの性格に合わせて伝えるようにしています。
「感情>理性」から「感情<理性」へ。
勉強を通じて大人へと成熟していってもらいたいと思っています。