自分の子供が中々自信を持つことができなくて困っている……
そのようにお考えの保護者様も多いかと思います。
ですが見方によっては、能力が優れているからこそ自信を持てないというケースがあります。
コロンビア大学の心理学者プリミュージク教授が行った研究によると、能力が低い人ほど自信過剰になるというのです。
能力が低いと周りの状況はおろか、自分自身の力量すら正確に測ることができないため、このような傾向が見られるとのことです。
また、自分がすごい、優れていると思っている分、他人からの意見や批判は受け入れないことが多いようです。
有名な哲学者であるソクラテスも「自分が知っているのは、自分が何も知らないことだけである」との言葉を残しています。
この【無知の知】を、優秀な人ほど自覚しているということですね。
素人目からすると簡単そうに見えるプロの技も、実際に自分がその道で努力してみると以前は気付けなかったプロの凄さに気付くということがあります。
最初に話した研究は、このことと真逆のことが起きているというわけです。
あなたのお子さんが自信を持てないのは、正確に自己分析しており、何が足りていないのかをしっかり理解しているからです。
そうなると、必要になるのは一歩踏み出す勇気と、自分に足りていないものを補う努力です。
そうすればきっと素晴らしい成果を出してくれることでしょう。