本を読むことで、言葉とのたくさんの出会いが生まれます。
最近読んだ本の中で、グレッグ・マキューン著・高橋璃子訳の「エッセンシャル思考」という本がありました。ちなみに、エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」という考え方に基づく行動原理のことだと、私は本を読んで認識しています。
この本の中で印象に残ったいくつかの言葉を、本日はお伝えしたいと思います。
<成功を生まない努力をやめる>
なかなかパンチのある言葉に、私は衝撃を受けました。努力は積み重ねることで減らすことではないと思ったからです。しかし、本を読み進めていくうちに意味を理解しました。
・努力をしているのに、結果が出なくてモチベーションが下がっている
・机に向かって一生懸命考えているけれど、分からない問題が多い
このように悩んでいる方は決して少なくありません。
努力をしているのに成果が出ない→勉強時間をさらに増やして寝不足になる→生活リズムが崩れてさらに効率が下がる
このように、負のスパイラルになっていきます。
そんなとき、行動を見直してみましょう。
例えば、
英単語を順番に毎回30問ずつ繰り返し覚えている
→分かっている単語は何度もやらずに、覚えにくい単語を繰り返し暗記する
机に向かって一生懸命考えているけれど、分からない問題が多い
→答えや解説を見て理解する時間を増やす、または先生に質問をする
つまり、「成果を生まない努力をやめる=成果を生む努力を増やす」ということです。完璧と呼ばれる人でも、行動を日々修正してよりよくしようと心掛けているものです。
以上、本を読んで印象に残った言葉たち<3>でした。
他にもこの本の中で印象に残った言葉がありますので、次の機会に書かせて頂きます。